前に「スマホで写す小さな世界★外付マクロレンズでキレイドリ」というタイトルのKireidori記事でご紹介したスマホ用カメラレンズ「スマホ用25mmマクロレンズ」を使用して、今度は前回よりもさらに、小さくて可愛いものの撮影に挑戦してみました(^^)そう、今回は、タイトル画像にもなっている「小さいお花にキラキラ水滴」をスマートフォンでキレイ撮りしちゃいました! Kireidoriロゴのカメラマークが水滴の中にキレイに写っています★
高画質マクロレンズ「スマホ用25mmマクロレンズ」を使っても撮れない?
とても高画質でキレイに撮れる「スマホ用25mmマクロレンズ」。スマホに装着して撮影すると約10倍の大きさで撮影できるようなのですが……。上の写真、すごくキレイですが、水滴を撮ろうと思うと、もっともっと拡大して撮影しなければなりません! 色々と調べてみると、水滴を大きく写す写真撮影は一眼レフカメラで特殊なマクロレンズ(等倍以上〜2倍マクロ等)を使用して本格的に撮影しているようでした。もしや、コレは……。スマホじゃ撮れない領域なのでしょうか?
マクロレンズ使用プラスアルファで、さらに拡大撮影可能
少し諦めかけた私ですが、どうしてもスマホで撮影してみたい! スマホの限界はココじゃないはずっ!(笑) と、考えているとアイディアが降りてきました。スマホの機能を忘れていました。スマホのカメラにもズーム機能がありました! 早速、マクロレンズ装着+スマホカメラのズーム機能で撮影してみました。
たまたま撮影時に着ていたという理由だけで被写体になってもらいました、写真左のジーンズ(笑)。写真右側が、スマートフォンで近づいて撮れる(ピントが合う)限界です。
そしてコチラの左が「スマホ用25mmマクロレンズ」を装着して撮影した画像。スマホだけで撮影した時とは比べ物にならないほど、拡大して撮影することができました。そして写真右が、マクロレンズ装着し、さらにスマホカメラのズーム機能も最大にして撮影したジーンズの画像です! 織り目や繊維まで結構しっかり写っています。
今回撮影で使用したスマートフォンはiPhone SE で、そこまで画質の良いスマホでは無かったです。画質の良いスマホを使うと、さらにキレイに撮影できちゃいますよ!
それでは早速、キラキラ水滴写真を撮ってみたいと思います!
TOP画像に使用したような花に水滴キラキラの写真を撮影してみたいと思います。今回使用したのはコチラです。
マクロ撮影で水滴を大きく写そうとすると、大きい花だと一部分しか映らず花とわからない、綺麗な写真が撮影しづらいので、今回は小ぶりな花びらのものを買ってきました! 「スマホ用25mmマクロレンズ」と、花びらにキレイに光りを当てるために「セルカライト2」、そして霧吹きとスポイトです!
スマホ用マクロレンズを装着して撮影をしているシーンです。レンズフードにくっつく位がピントの合う位置になっていますよ。
このように、小さい花でも大きく撮影することができます。
マクロレンズを付けて、さらにスマホのズームを最大で撮影した画像がコチラです。花粉の部分だけがすごくアップで写せました!でも、これだと花だとわからないので、今回はスマホ側のズーム機能は100%ではなく少し抑え気味に使うことにしました。
花の上に水滴を作ってみよう
実際に霧吹きやスポイトを使用して、花の上に水滴を作ってみました。動画で実際に水滴を作っているシーンを載せました。1番水滴が作りやすいのは、小さいスポイトでした! 最初は霧吹きが細かい水滴ができるし水滴の大きさも調整できるし便利だろうなと考えていたのですが、ピンポイントで狙えないし、水滴の大きさも小さすぎました。ピンポイントで大きい水滴を作るなら、スポイトがベストかと思います。また、今回は水道水のみで水滴を作っていましが、水に粘り気を追加したりすると、さらに大きい水滴ができるような気がします! いつか、片栗粉的なモノを少量入れて試してみようかなと思います。
スマートフォンでも水滴をキレイに撮影することができました。
背景をもっとキレイにすると作品のように
今回、撮影するにあたって、写真の背景にもこだわろうと思い、海辺に来てみたのですが花と水滴をキレイに撮影しようと思うと、中々背景にまでこだわれずキレイに撮影できませんでした。また、外での撮影だと、マクロ撮影、水滴撮影の天敵がいることがわかりました! 敵は「風」でした! マクロ撮影は小さいものを大きく写しているので、少しでも動くとブレがすごくなってしまいます。また、水滴も、風でよく流れ落ちてしまいました……。
そこで、今度は室内で撮影することにしました。
芝が生えていますが(芝は人工芝です)、私のデスクです(笑)。今回はパソコンのディスプレイも使用した面白い撮影を行ってみたいと思います。
このように、PCディスプレイの前に台を置いて、その上にお花を設置していきます。
背景が変わると写真が変わる
今回、なぜパソコンのディスプレイの前かというと……。
このように、好きな背景にすぐ変更できるからです。
黒の背景にしてみたり、
青の背景にしてみたり。もちろん単色だけではなく、ピンクのグラデーションや、文字を入れたり、別の写真を表示させたり自由度が高いです。パソコンのディスプレイは発光しているので、逆光になったり被写体に背景の色が反映されてしまったり少し難しいかもしれません。背景紙、グラデーションペーパーなどの方が、撮影は簡単だと思います。また、今回は水滴の中に文字を写し込んで撮影したかったので、初めての水滴撮影、どの程度の距離、どの程度の大きさの文字が必要になるのかわからなかったということもあり、PCディスプレイを使用しました。PCディスプレイであれば、文字の大きさや角度など自由自在に変更できちゃいます!!
このように、室内にいながら背景を色々と変えることができます。また、室内だとライティングも自由自在なので、セルカライトを使って好みのライティングにすることもできるので、色々と挑戦してみましょう★
写り込みは反転しちゃいます
ここで注意点が1つ。水滴の中の写り込みは、反転します! ので、PCディスプレイに表示される、水滴の中に写り込ませたい映像は上下逆にする必要があります。
水滴にキレイにKireidoriロゴが写り込んだ写真が撮影できました〜!!(^^)★ スマートフォンでこのような撮影ができて大満足です★お花屋さんとかのロゴとか入れたらステキですね絶対!
今回の完成写真は、Kireidoriロゴのカメラマークの部分だけですが、これには理由があるんです。今回始めての水滴撮影で勝手がわからなかったということと、スマートフォン撮影だとピント合わせ等が一眼レフとくらべてとてもとても難しいということもあり、水滴の写り込みにピントを合わすことにとても苦労しました。一眼レフカメラだと絞りの調整で被写界深度調整ができるしピント調整もマニュアルでできるのですがスマートフォンだとうそういう細かいところまではできませんでした。
このように「Kireidori」のロゴ全体を写そうとすると、ロゴが横長なので全体にピントを合わすことができませんでした……。スマホの限界かな、あと水滴撮影初挑戦だったのも大きいと思います。
最後に
今回、水滴写真に初挑戦してみました。しかもスマートフォンで。意外と上手くいったので嬉しい気持ちが大きいです(^^)しかし、初挑戦でどんな機材が必要かなど全然わからなかったので、改善点もいろいろと見えてきました! マクロ撮影では、とにかく風と手ブレは天敵だということがわかりました。なので、スマートフォン用の三脚は必須でした。また、ピントやアングル調整がマクロ撮影はとてもシビアなので、「4way マクロフォーカシング雲台」という、マクロ撮影のピントやアングル調整に特化した雲台が必須だなと感じました!この2つがあればもっと狙ったアングルでキレイにピント調整できると思います(^^)次回もっとがんばるぞっ!(笑)
そして、最後の最後に、せっかくのスマホ撮影。どうせなら最近需要の高まっている「動画コミュニケーション」に力を入れてみようと、水滴撮影で動画作品を作ってみました。
さきほど、「Kireidori」のロゴが横長で水滴に収まらない。と嘆いていたのですが、収まらないならスライドさせて動画で撮影してみよう! と、思いつきまして(^^)初撮影だけど上手くいきました〜良かった★
企業のイメージ動画や、アーティストのプロモーションビデオ撮影なんかにも使えそうですね。スマホ撮影でもこんなことができます。これからも色々試して、遊んでみたいと思います★
記事中で紹介した商品
記事中で紹介、使用した撮影グッズについては、Kireidori運営会社で、プロ用撮影機材の老舗「プロ機材ドットコム」のページにてご購入いただけます。
Profile

きゃし〜☆編集長
Kireidoriの編集長。
沖縄県立芸術大学デザイン科卒業。そういえば高校もデザイン科。
酒造所にて企画デザイン&WEB運営 ⇒ 広告印刷会社WEBディレクター&営業 ⇒ 広告代理店にてマーケッター、プランナーを経てプロ機材ドットコム入社。カメラマンではないのになぜか1級フォトマスター資格取得。沖縄県有数の「見た目と中身のギャップがすごい人」。【かしま ⇒ かっしー ⇒ きゃし〜☆】